コロナ禍の日常も1年。
去年の桜は観ることが出来なかったので、今年は思い切って嵐山に行ってみました。
この日は天候にも恵まれて、満開の桜と渡月橋に小倉山、さらにその向こうに望む愛宕山の峰々の景色を満喫しました。
桂川の瀬音に耳を傾けながら川面を渡る風に吹かれていると、不思議と穏やかな心持ちになります。そして何故か、過ぎ去った日々の懐かしい事共が甦ります。
あはれ花びらながれ
をみなごに花びらながれ
をみなごしめやかに語らひあゆみ
うららかの跫音(あしおと)空にながれ
をりふしに瞳(ひとみ)をあげて
翳(かげ)りなきみ寺の春をすぎゆくなり
み寺の甍(いらか)みどりにうるほひ
廂々(ひさしびさし)に
風鐸(ふうたく)のすがたしづかなれば
ひとりなる
わが身の影をあゆまする甃(いし)のうへ
(三好達治)
(2021/4/17)
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